昨年に引き続き、今年も10月14日(日)、「たじり健康フェスタ」が田尻交流広場(田尻町嘉祥寺883-10)で開催されました。
「健康」がテーマのこのイベントは、主催する田尻町が「田尻町8000人の健康大家族」を掲げた事業のひとつで、すでに町民に親しまれている「たじりっち体操」は、本学?三島隆章教授が監修しました。
このイベントで三島教授は、たじりっち体操の監修をしただけでなく、アクティブゾーンで「子どもと大人の体力測定」のブースを出展。三島研究室のゼミ生たちも参加し、未就学児から中高齢者まですべての年代の方を対象に実施しました。65歳以上の方には握力と開眼片足立ちの測定を実施しましたが、参加した方は口々に、簡単な動作でありながら「思うようにできなかった」と感想。中高齢者が「自立して活力ある豊かな生活を営む」ために重要な体力である「筋力、敏捷性、平衡性」の測定を通じて、自分の体力に向き合う良い機会となりました。
三島教授は、エビデンス(科学的な根拠)に基づいた町民への健康施策に係る助言などを行いながら、たじりっち体操の監修や、今後の町民に向けた健康プログラムの企画?開発に係るコンサルテーションに取り組んでいます。それが今回のようなイベントの開催にもつながりました。
昨年誕生した「たじりっち体操」は、今年はコンテストを実施。子ども達からシニアまでさまざまなグループの応募があり、軽快な音楽にあわせて楽しく競い合います。すべての出場者が披露した後は、特別実演として三島研究室のゼミ生たちによるエキシビジョン(公開演技)を実施。アレンジバージョンでかっこよく踊り会場を沸かせました。
体力測定やたじりっち体操コンテストに参加した方々は、大学の専門的な健康アドバイスに対し非常に感銘を受けていた様子が印象的です。こうした学内の知見を地域の皆様に還元する活動こそ、本学がめざす在り方であり、今後もこうした活動の積極的な参加が活発になるはずです。
大阪体育大学では2015年に策定した「大体大ビジョン2024」にもとづき「教育?研究成果を活かした地域のスポーツ振興と健康増進の事業拡充」を通じ、「拠点づくり」ビジョンの実現に取り組んでいます。
BACK
社会貢献?附置施設
BACK