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2020.04.13

エディスコーワン大学?野坂和則先生からの「自宅でできる5つの簡単な運動」のご紹介

緊急事態宣言発令下の外出自粛や在宅学習ならびに勤務に伴い、学生、教職員の皆様も、ますますの健康保持と、運動不足解消のために、宅内での運動の必要性が増しているかと思います。

そのような中、昨年12月17日、18日に本学で「エキセントリック(伸張性)筋収縮の研究成果」や「運動スポーツ科学の醍醐味」について、ご講演いただきましたオーストラリアのエディスコーワン大学?野坂和則先生同大医科学?健康科学部 運動スポーツ科学 教授から、同大学の協力で作成された「自宅でできる5つの簡単な運動」のご紹介がありました。紹介コンテンツの中には、エキセントリック運動も入っています。

野坂先生から「研究の対象としている運動は、エキセントリック運動(例えば、椅子にゆっくり座る、ダンベルをゆっくり下ろす)で、その筋肥大や筋力、その他の体力に対する影響や、健康増進や疾病の予防効果について研究を行なっています。少しでも多くの人が、運動をすることによって健康、体力を保ち、免疫機能を高めて、この非常事態を乗り切って欲しいと思っています。また、運動不足は、新型コロナウイルスの危機が乗り越えられたとしても、継続して我々の健康に大きな影響を与えます。この機会に運動習慣をつけることができれば良いのではないかと思います。」というメッセージも頂戴しております。

皆様の日々の健康管理の参考に、本コンテンツをご活用いただきますようお願いします。

なお現在、大阪体育大学では、全学的なプロジェクト研究として「運動能力向上と傷害?転倒予防を目指した下肢伸筋群伸張性制御能力の定量化」について取り組んでいます。当該プロジェクトは、2018年度から、本学が包括連携協定(*1)を締結する大阪大学大学院医学系研究科も参画する「大阪大学Society 5.0(*2)実現化研究拠点支援事業:ライフデザインイノベーション研究拠点?グランドチャレンジ研究(*3)」にも採択され、本学の次代を拓くパイロット研究実践事業です。

*1:締結日:2016年3月14日
*2:Society 5.0 とは、IoTビッグデータ、ロボット技術、人工知能等のイノベーションを産業や社会生活に活用し、人々が活力に満ちた質の高い生活を実感できる社会
*3:「グランドチャレンジ研究」は、ライフデザイン?イノベーション研究拠点で実施する4つの未来創生研究プロジェクト 「保健?予防医療プロジェクト」、「健康?スポーツプロジェクト」、「未来の学校支援プロジェクト」、「共生知能システムプロジェクト」に関連する研究や、「情報システム基盤プロジェクト」で収集したPLR情報などを活用した新たな研究を世界の若手研究者を対象に公募し、それぞれ複数年の研究期間と研究費を提供して、先進的な研究を支援する仕組みを構築することを目的とします。

2020~2021年度も「伸張性トレーニングがアスリートのスポーツ傷害予防や高齢者の体力維持?転倒予防に及ぼす影響」と題して、同研究事業で継続採択が先日決定し、野坂先生には、同事業への共同研究者として知見供与や助言もいただいております。

【野坂 和則(NOSAKA Kazunori)氏 プロフィール】
エディスコーワン大学 医科学?健康科学部運動スポーツ科学 教授

1984年横浜市立大学助手、同大学で博士号(医学)を取得後、
1989?1991年マサチューセッツ州立大学研究員としてエキセントリック運動に伴う筋損
傷の研究を行う。
1992年横浜市立大学講師、1997年横浜市立大学助教授を経て、
2004年より、世界トップレベルのスポーツ研究を行うオーストラリア?
エ ディスコーワン大学(ECU)大学准教授となり、2009年より、
同大学の運動健康科学部の教授を務められています。

専門とする研究分野は筋生理学で、運動によって誘発される遅発性筋肉痛や筋痙攣のメカニズムと予防?対処法などを主要な研究テーマです。医科学?健康科学部の運動スポーツ科学部門ディレクターとして研究?教育を行い、エキセントリック運動に伴う筋損傷研究の世界的権威として260件を超える学術研究論文を発表もされております。

ResearcherID: H-4412-2011
ORCiD ID: 0000-0001-7373-4994
Google scholar:「http://scholar.google.com.au/scholar?q=Kazunori+Nosaka&btnG=&hl=en&as_sdt=0%2C5」

野坂先生の昨年の来阪時の講演要項は下記となります。
/ouhs-athletics/news/191206-01/
/ouhs-athletics/news/191206-02/

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