2月19日に『平成30年度タピオステーション交流会』が、熊取町にある熊取ふれあいセンターにて行われました。
健康維持を一番の目的に、熊取町と同町にキャンパスを置く本学が共同でプログラム開発をした「くまとりタピオ元気体操」。町の後押しで町内の各地域が主体となって週に1~2回実施することで町内に広く普及していますが、その体操を実施する場が“タピオステーション”です。
日ごろは顔を合わせることの少ない他地区のタピオステーション間の交流の場として、昨年度から町主催で交流会が始まりました。
今回は、くまとりタピオ元気体操の指導、タピオステーション取り組み報告、情報交換会という内容で、町内に20箇所あるタピオステーションから約60名の会員が参加しました。くまとりタピオ元気体操の監修、そして、昨年3月に熊取町とDASHプレジェクト協働協定を結んでいる本学からは、体育学部健康スポーツマネジメント学科 池島明子教授が出席、くまとりタピオ元気体操の指導や、情報交換会の進行役を務めました。
くまとりタピオ元気体操の指導では、座位で行う場合の動作の狙いや筋力アップ効果につなげる動作について解説。全18行程あるくまとりタピオ元気体操の動きについて、ひとつひとつを丁寧に解説し、参加者全員で実演しながら正しい動作を確認しました。
タピオステーション取り組み報告会では、新野田地区より笑いヨガを取り入れた活動が報告されると、免疫力アップも期待できるとあって他地区の会員からも教えて欲しいと要望が出ていました。
最後の情報交換会では、他地区の会員同士で5~7人グループに分かれ、『タピオステーション自慢』、『タピオステーションでのアイデア』、『みなさんへ聞きたいこと(自由質問)』といった幾つか用意されたテーマを基に、意見を出し合いました。
当日は、藤原敏司熊取町長も出席。「タピオ体操を始めて、“痛みがなくなった“、“肩の動きがよくなった”などの声が届いています。タピオステーションを運営しているみなさんのアイデアが運動する継続につながり、運動の効果があらわれていると感じています。感謝しています」と話し、健康分野での本学との連携については、「現在、町の高齢化率は27.8%で増加傾向にあります。町では、大阪体育大学監修のもとタピオ体操をつくり、地区ごとのタピオステーションの立ち上げ支援に力を入れてきました。拠点ができると、支援、支え合いが集まってきます。今後は、地域と大学と行政が協働でその拠点を支え合える仕組みをつくり上げていきたい。これまでの大阪体育大学の協力に感謝しつつ、これからも力添えをお願いしたい」と、本学との展望を話しました。
池島教授は交流会後、「昨年になかった情報交流の時間がしっかりとれ、タピオステーションを支えるボランティアグループの育成の一助になれたのでは」と話し、今後も自身が教える健康スポーツマネジメント学科スポーツコースの学生と本学近くのタピオステーションへ出かけるなどの交流を継続していきたいと抱負を述べました。
本学は、これからますます、熊取町とのDASHプロジェクト協働協定に基づいた取り組みを進めていきます。
本学と熊取町とのDASHプロジェクト協働協定についてはコチラ
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