1月29日(火)『一般社団法人 大学スポーツコンソーシアムKANSAI スポーツアドミニストレーション会議』が開催され、その中で「スポーツ?アドミニストレーター(SA)について理解を深める研修会」がありました。
この研修会は、大学のスポーツ分野を戦略的かつ一体的に管理?統括するための人材としてSAを配置する施策をスポーツ庁がスタートさせてから日も浅く、SA設置の目的?方向性、組織体制、課題への対応など、各大学によって様々な現状があることから、情報を共有する場として開催されたものです。
浦久保和哉スポーツ局統括ディレクターは、大学スポーツの振興とSA施策の経緯と背景、NCAA及び海外でのSAの役割?位置づけなどについての事例報告、森田卓スポーツ?アドミニストレーターは、大阪体育大学のスポーツ局の成り立ちや、組織体制、取り組みについて報告を行いました。
また他大学のSAも報告を行い、武庫川女子大学SA?三好氏、立命館大学SA?斉藤氏からは、総合大学でのSA設置状況や活動状況が発表されました。武庫川女子大学SA?三好氏は、SAは学長直轄の組織であるが、学生スタッフが主体的に活動できるように心がけていること、今年度からは学業支援という観点から、学業成績のみでアスリートを表彰する機会も設けているなどの取り組みを説明。さらには、UNIVAS加盟後の部署間での連携が今後の課題と述べました。
立命館大学SA?斉藤氏からは、SAの活動が学生の支援に繋がっているか、また学生の主体性をどのように引き出すかという課題などの発表がありました。
龍谷大学?津田課長からは、SA非設置大学での運動部支援状況の事例報告があり、この中でスポーツに特化したスポーツ?アドミニストレーター(SA)の在り方?定義に対して“なぜスポーツだけなのか?”といった指摘がありました。
各大学による報告後の質疑応答では、SA設置を検討している大学から、予算措置や権限、意思決定手順といった組織づくり、外部資金調達?収益事業などの質問がありました。
今後もこのような研修会は、スポーツコンソーシアムKANSAIスポーツアドミニストレーション会議と合わせて開催される予定で、本学のスポーツ局の取り組みが報告発表されることになっています。
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