2018年11月18日(日)、本学にて、大阪府剣道道場連盟主催「剣道練成会」が開催されました。同練成会は、本学剣道部員による指導稽古という形で開催され、大阪府剣道道場連盟に加盟する大阪府下の25道場302名もの小中学生剣士が参加しました。
大阪府剣道道場連盟の三宅一仁理事長によれば、「試合の他にも、道場の垣根を超えた子ども達のための練成会をしよう」という趣旨で計画され、本学剣道部の神﨑浩総監督を通じてこのような形で昨年からスタート。第一回目が好評だったことから、今年も昨年に引き続き開催されました。
キャンパス内は早朝から道着姿のちびっこ剣士達で賑わい、9時になると「わっしょい!」の掛け声とともに走り込みが始まり、練成会がスタート。その後の開会式や準備体操が終わると、小学低中高学年と中学生男女ごとに幾つかのグループに分かれ、本学剣道部員達が持ち場に分かれて稽古をつけていきます。
稽古内容は、午前中は基本、午後からは実戦や応用という大枠を基に、学生達それぞれが考え行います。
小学校低中学年では、ケンケンリレーで足の運び方を教えるなど、子ども達が楽しく覚えられる工夫がグループごとに見られました。中学生以上ともなると楽しさの中に緊張感が漂い、中学生女子グループに稽古をつけていた横澤さん(本学4回生)が、実戦稽古で「相手が竹刀を構え直す一瞬の隙をつく積極的な剣道をしましょう」とアドバイスすると、参加者は真剣な表情で聞いていました。
最後の一時間は、再び全学年が集まり、地稽古とかかり稽古をみっちり行いました。
300名以上の剣士達が一堂に介し、竹刀がぶつかる音と掛け声が響き、溢れんばかりの熱気と活気を感じるなか、練成会は終了しました。
元気のよい挨拶とともに練成会がスタート
子ども達に声をかける本学剣道部員
本学学生のアドバイスを真剣に聞く中学生女子剣士達
本学剣道部の村上雷多監督は練成会での学生達を見て「こういう事を指導するのか、といった稽古内容を含め、普段とは違う学生達の顔を見ることができました。少年剣道に触れて原点に戻れたと思うので、明日からまた頑張って欲しい」と話していました。
練成会でのリーダー役を務めた高橋さん(本学3回生)は「どの子ども達もキラキラした目が印象的でした。今日の練成会で剣道の楽しさを感じてもらえたら」と感想を述べていました。
三宅理事長は「学生達は一様に『この子達に何をしてあげようかな』という気持ちに溢れていて嬉しかったです。日ごろの厳しい練習とは違って、子ども達の笑顔が絶えず、みな楽しそうに剣道をしていたのが何よりです」と話し、参加者の中からも次も参加したいという声がすでに多数上がっていました。
スポーツを通じた本学と地域道場との交流は、今後ますます深まりそうです。
300名の剣士達が竹刀をぶつけ合いました
練習を終えてやり切った様子の参加者達
最後は全員で礼をして終了
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