1月25日(土)、本学にて大阪府剣道道場連盟が主催する練成会が開催されました。
昨年に続き、剣道部の学生が大阪府剣道道場連盟に所属する小中学生に指導を行い、347名の剣士が参加しました。
9時から始まった開会式では、土屋裕睦教授が「普段の稽古とは異なる環境の中で楽しみながら取り組んでほしい」と参加者に呼びかけました。また、指導する学生に対しては「これまで携わってこられた方への恩返しでもあり、参加した子どもたちが笑顔で終われるように」と激励しました。
本練成会は午前と午後の二部構成で開催されました。
まずは全体で「わっしょい!」の掛け声のもとランニング、続いてウォーミングアップを行いました。
その後、礼儀作法の大切さについて実演を交えながら指導し、実際に行っている稽古のデモンストレーションも披露しました。レクリエーションの場面では、学生と子どもたちが一緒になって交流を深めていました。
次に、学年ごとのグループに分かれます。
小学校低学年のグループでは、楽しみながら身体を動かすメニューが多く取り入れられており、学生の工夫が随所に感じられました。
一方、中学生のグループでは、より実践的な指導が行われており、真剣な表情で学生のアドバイスに耳を傾けていました。
一旦、お昼休憩を挟んだ後、引き続きグループごと指導があり、最後は再び全員が集合して、学生の元立ちで地稽古やかかり稽古が行われました。これまでとは異なる緊張感が漂う中、会場は活気に満ち溢れており、およそ1時間の稽古をもって練成会は終了しました。
以下、関係者のコメントです。
大阪府剣道道場連盟の三宅一仁理事長
「子どもたちの表情や雰囲気など、非常に良い1日であったと思う。強くなるにつれて礼儀の面が疎かにならないよう、本日の練成会を思い出してほしい。剣道道場連盟としては、ぜひ来年も実施したい。」
剣道部女子の那須恵美監督
「学生のいつもとは違う一面を見ることができた。教員を志望する学生にとっては貴重な機会であり、参加した子どもたちにとっても、年齢の近い学生から指導を受けることができ良かったのではないか。」
剣道部男子の阿部哲典主将(体育学部3年)
「普段は神﨑先生、村上先生に教えていただいている立場であるが、今日は指導の難しさを感じた。この経験を今後に活かしていきたい。」
剣道部女子の穂刈真由子さん(体育学部3年)
「現在、熊取町の中学校で指導しているが、中学生と違い小学生はすごく元気で、大きなジェスチャーを交えることで注目を集めながら指導した。このような取り組みを続けていき、もっと指導のスキルを高めていきたい。」
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