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2025.11.06

ハンドボール全日本インカレ 大阪体育大学女子が前人未到の12連覇 筑波大学に35‐23 楠本監督「伝統と絆がチームの力に」

ハンドボールの高松宮記念杯男子第68回?女子第61回全日本学生選手権大会は11月6日、金沢市のいしかわ総合スポーツセンターで男女の決勝が行われ、女子は大阪体育大学が筑波大学を35‐23(前半20‐10)で降し、最長連覇記録をさらに更新する12連覇(13回目優勝)を達成しました。

12連覇を達成し、12回胴上げされる大阪体育大学女子?楠本繁生監督 【大阪体育大学】

12連覇を達成し、12回胴上げされる大阪体育大学女子?楠本繁生監督

 大阪体育大学女子は1回戦からの5試合を通じて、ディフェンスの中央で加藤真央(スポーツ科学部1年、千葉?昭和学院高校)、中尾藍(スポーツ科学部2年、京都?洛北)が長身を活かして守りの中心となってリズムをつかみ、得意の速攻につなげました。再三の好守を見せたGK比嘉楓(かえで、体育学部4年、沖縄?那覇西高校)、決勝で11得点を挙げた奥山紗彩(さあや、体育学部4年、大阪?四天王寺高校)ら4年生と下級生の力が融合しました。

 男子の決勝は、明治大学が34‐28(前半18‐10)で関西学院大学に勝ち、初優勝を果たしました。

 表彰式では、優秀選手賞に中尾、加藤、比嘉、奥山、坂下碧(みどり、体育学部4年、富山?高岡向陵高校)が、特別賞に小林実杜(みと、体育学部4年、大阪?四天王寺高校)が選ばれました。

 大阪体育大学女子は2018年に男女を通じた新記録となる6連覇を達成。以後も最長連覇記録を更新し続けています。決勝での両大学の対戦は3年連続。
 大阪体育大学女子は12月17~21日に広島市で開催される第77回日本選手権で初優勝を目指します。

楠本繁生監督の話
 12連覇という数字よりも、今年、優勝できたことのほうが大きい。学生スポーツなので1年1年選手が変わる。毎年新しいチーム、新しい選手と向き合いながらやってきた。(なぜ大体大は強いのか?) やはり選手の意識。先輩が結果を残してきたことを後輩たちは見ていて、自分たちもこのステージに上がりたいという思いがある。だから、日ごろの練習を含めて「これで勝てるのか」「もっと自分が高まらなあかん」という高い意識を持っている。先輩が残したものを背負う重たさがあり、伝統や絆がチーム全体の雰囲気と力を引き上げている。

12連覇を果たした大阪体育大学ハンドボール部女子 【大阪体育大学】

12連覇を果たした大阪体育大学ハンドボール部女子


大阪体育大学ハンドボール部女子
 1967年創部。楠本繁生(くすもと?しげお)スポーツ科学部教授(61)=体育科教育学=が2010年、監督に就任した。インカレは同年準優勝し、翌2011年初優勝。2013年から12連覇(コロナ禍による2020年の中止をはさむ)を達成した。楠本監督は大体大で選手としてインカレで優勝し、京都府立洛北高校での在任23年間にインターハイで7回優勝した。2021年秋から女子日本代表「おりひめJAPAN」監督を兼任。2024年4月のパリオリンピック最終予選まで指揮を執った。同予選では、代表選手20名のうち大体大は現役学生2名、卒業生13名が参加した。部長は小林博隆スポーツ科学部准教授(体育科教育学)。また、ハンドボール部男子はインカレで10回優勝した。今年はベスト8。

優秀選手賞の中尾藍 【大阪体育大学】

優秀選手賞の中尾藍

 
優秀選手賞の加藤真央 【大阪体育大学】

優秀選手賞の加藤真央

優秀選手賞の比嘉楓 【大阪体育大学】

優秀選手賞の比嘉楓

優秀選手賞の奥山紗彩 【大阪体育大学】

優秀選手賞の奥山紗彩

優秀選手賞の坂下碧 【大阪体育大学】

優秀選手賞の坂下碧

特別賞の小林実杜 【大阪体育大学】

特別賞の小林実杜

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