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2025.06.22

女子サッカー関西学生春季リーグ サッカー部女子が5季ぶり優勝 新城が千金の先制ヘッド

 関西学生女子サッカー春季リーグは最終節の6月22日、大阪体育大学が追手門学院大学と1-1で引き分け、通算6勝1分け0敗、勝ち点19で2022年秋以来5シーズンぶりの優勝を果たしました。

5季ぶり優勝の大阪体育大学サッカー部女子


 それまで6戦全勝だった大体大は、前半は優勢に試合を進めながらゴールを決め切れず、0-0で折り返しました。後半25分、コーナーキックからDFの新城琴美(スポーツ科学2年、岡山県作陽)がヘディングゴールを決めて先制。新城は春先にひざを痛め、先々週ごろに復帰したばかりでしたが、得点が奪えず、暑さも厳しく苦しい時間帯に貴重な1点を挙げました。修了間際に失点したが、1-1で引き分けました。

ヘディングゴールを決める新城琴美(背番号5)


新城琴美


 石居宜子監督は「久々に優勝にたどりつけた。前節まで最少失点で行けたことが大きかった。今後に向けて、選手が入れ替わってもそん色のないような総合力をつけ、連戦を勝ち切る力を備えたい」と話している。

◆草場主将 「全員が優勝の立役者」

草場千寛主将


 主将のMF草場千寛(体育4年、大阪学芸)は「選手42人全員が優勝の立役者です」と全員サッカーでの優勝を強調しました。
 チームは、4年生は全員で5人、プレーヤーは4人だけで、全学年で戦いました。センターバックとして守備を統率してきた清悠香(体育4年、徳島?鳴門渦潮)らが大体大の宿命として教育実習で抜ける中、東瑞里(体育3年、大阪桐蔭)がセンターバックの穴を埋めました。
 絶対的なストライカーはいなくても、橋本結菜(体育3年、同)、矢野紗也佳(スポーツ科学2年、同)、北原歩奈(体育3年、山梨?日本航空)が3得点。また、リーグ最少の4失点の堅いディフェンスが優勝の決め手となりました。

草場千寛


 草場は「ピッチに立った選手だけでなく、ピッチの外や運営に回った選手全員が、チームの勝利のためにできることを全力でこなすところが今年のチームのいいところ」と胸を張ります。
 草場は小学1年の時、「好きな男の子と一緒にいたかったので」とサッカーチームに入りました。大阪学芸高校では、チームは1年生の時に全日本高校女子選手権で4強、3年生の時は8強に進んだが、自分はベンチに入れず、外から応援しました。「大学でサッカーを頑張り、その後は体育の先生になるため」に大体大に進んだといいます。

橋本結菜


 大学では、スポーツ心理?カウンセリングコースに進み、土屋裕睦ゼミに所属しています。草場は、コースの授業はペアワークやグループワークを通してコミュニケーションを重視するので、コースで学ぶうちに人として成長していると感じるといいます。オリンピックやプロチームでも選手のメンタルを指導している土屋教授のゼミは、東京ヴェルディ?林尚輝選手など各クラブの主将が多数、所属するといいます。草場は「他のクラブの主将らとゼミや授業で一緒にいるのはすごくプラスになる。悩みながらも頑張っている主将たちの姿は心の支えになるし、他のクラブが結果を出すと刺激にもなる」と話します。

川浪実歩


 チームの目標は「全日本インカレで西が丘(味の素フィールド西が丘)に行くこと」。準決勝進出です。自分自身の目標も体育の先生から現役続行に変えた。「できるだけ高いレベルのチームに入ってプレーできるようにレベルアップしたい」と意気込んでいます。

矢野紗也佳

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