大阪体育大学の社会貢献センターは6月21日(金)~23日(日)、能登半島地震の被災地支援に、学生40人を派遣します。同センターの学生派遣は3月に続き2回目。参加学生は輪島、七尾両市で災害ごみの撤去、片付けや、仮設住宅への荷物の搬入などにあたります。輪島市では、子どもを対象にした遊びや運動指導、高齢者を対象にした健康体操、サロン活動も実施します。今回の活動は、日本財団より「令和6年能登半島地震に関わる支援活動」に関する補助金を利用して実施されます。
本学は東日本大震災が発生した2011年から「サンライズキャンプ」を実施。福島県南相馬市のNPO法人と連携し、子どもたちや地域の方とのスポーツ交流会、仮設住宅でのサロン活動、高齢者の体力を測定する「お元気度チェック」など、その時々のニーズに合わせて内容を少しずつ変えながら、「体育大学だからこそできる」支援活動を毎年、継続しています。
各地で震災が発生するたびに、被災地では、避難生活が長引いて満足に体を動かすことができず、子どもたちの身心の成長やお年寄りの健康に深刻な影響が出ることが指摘されています。大阪体育大学では、子どもへの運動指導、お年寄りに対する健康増進プログラムなどについて、学生が日々の授業で学びを深めており、「サンライズキャンプ」での経験の蓄積を踏まえて、能登半島地震の被災地での運動?健康支援活動の機会を探っていました。
今回、輪島市三井町を中心に活動する復興支援団体「のと復耕ラボ」の協力を得て、三井公民館2階ホールで「大学生のおにいさん?おねえさんとゲーム」「健康づくりや疲労回復の体操、マッサージの提供」「お茶とお菓子でゆったりおしゃべり」などと題して、様々な活動を行います。
支援活動には、本学社会貢献センター長の中山健教授(スポーツ社会学)、サンライズキャンプに第1回から関わる池島明子教授(レクリエーション)ら教職員5人が同行します。
中山教授は「東日本大震災の支援活動において蓄積されてきた子どもの運動遊びや高齢者を対象としたサロン活動のノウハウを生かし、運動不足に起因する身体的、精神的さらには社会的な健康への悪影響を少しでも緩和できるようソフト面からの支援活動に取り組みたい」と話しています。
プレスリリース
2024.06.18
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