大学教員のさらなる資質向上をめざす全学FD(ファカルティ?デベロップメント)研修会が3月12日に開かれ、近畿大学IR?教育支援センターの竹中喜一准教授が「学習成果の評価を実践する―学生のよりよい学びを目指して―」のテーマで講義されました。体育、教育両学部の教員らが参加しました。
竹中准教授は、学習成果を評価するためには学習目標を正しく定めることが重要で、学習目標は学生を主語にし、学生の行動で目標を示し、条件?程度?期限を設定すると良いと説明しました。
また、学習評価を伸ばすためには、授業中の問いかけや小テストなど学習の途中で行う形成的評価とフィードバックによる学生への働きかけが重要で、状況により評価の基準やフィードバックの内容、タイミング、方法を使い分けてほしいと説明しました。
また、学習の最後に実施する総括的評価の方法には、卒業論文やディプロマ?ポリシー到達度を評価するアンケート、ルーブリックなどがあり、学習成果の評価結果は授業科目やカリキュラムの改善、学習環境の充実に活かしてほしいと要望しました。
参加者は数人ごとのグループに分かれて授業での学生へのフィードバックの仕方などについてディスカッションしたほか、質疑応答では、200人を超える大教室での講義やオンライン授業での学生のやる気の引き出し方、芸術などクリエイティブ性が求められる学びでの目標設定のあり方など活発な質問が寄せられました。
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2024.03.13
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