2023年度「学生“夢”プロジェクト」の報告会が2月29日(木)、C号館で行われました。
「学生“夢”プロジェクト」は、学生が主体となって企画?実行するプロジェクトを大学が支援する取り組みです。申請があったプロジェクトから学生によるプレゼンを経て2件が採択されました。学生の積極的な社会参画を図り、知的好奇心や豊かな創造力、優れたリーダー性、高い実行力、協調性を培い、智?徳?体を修め社会に奉仕する大体大生を育成することが狙いです。
最初に、体育学部3年の田中良ゼミの学生4人が「全国に轟(とどろ)け!私たちの研究成果」と題したプロジェクトの内容を報告しました。発表者は澤成晃太郎さん(大阪府立金剛高等学校出身)、出葉丈樹さん(徳島県立脇町高等学校出身)、西田晃太朗さん(滋賀県立水口高等学校出身)、福永駿さん(兵庫県立宝塚高等学校出身)です。研究テーマは「小?中学校の熱中症対策の実態について」。大阪府下を中心に小中学校約10校を調査し、体育の授業、休み時間、部活での活動制限について、ルール化している学校としていない学校があることが分かったと報告しました。また、北海道、新潟県、熊本県、東京都など全国の小中学校の動向も調べ、気候などで活動を制限する条件に違いがあることから、地域ごとの熱中症対策ガイドラインが必要であることを示しました。4人は「今後は調査結果の資料を学校現場に配布し、熱中症対策ガイドラインの見直しを伝えていきたい」などと発表しました。
続いて、体育学部3年の池島明子ゼミの石本隼都さん(日本航空高等学校石川出身)、稲垣駿一さん(徳島県立富岡西高等学校出身)が、「使わなくなった道具を必要としている人のもとへ」と題したプロジェクトの内容を報告しました。大阪府貝塚市のリサイクル会社を通じて、不要になった用具などを外国に送る取り組みです。池島ゼミでは、学内での忘れ物や落とし物として処分されるシューズ21足と硬式テニス部から寄付されたシューズ9足、ラケット16本を洗ってきれいにしたうえで修繕し、シューズはミャンマー、ラケットはベトナムに送る予定だと報告しました。
それぞれの報告のあと、活発な質疑応答がありました。
<これまでの学生夢プロジェクト>
○熊取町在住の小学生を対象に、学生”夢プロジェクト”を開催
○岡崎ゼミが「夢プロジェクト」~山あいの小学校とオンライン?ボッチャ交流会
○「夢プロジェクト」~“ZERO”マナー違反ゼロ活動
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