新年互礼会と大島鎌吉スポーツ賞授与式が1月9日(火)、L号館で行われ、本学学生のスポーツ指導に顕著な業績を残した指導者に贈られる大島鎌吉スポーツ賞の功労賞がハンドボール部女子監督の楠本繁生教授、水上競技部女子監督の浜上洋平准教授に授与されました。
この賞は本学の初代副学長で1964年東京五輪選手強化対策本部長?選手団長を務めた大島鎌吉氏の功績をたたえて、本学が創立50周年を迎えた2015年に創設されました。
選出基準は、功労賞は在任中に五輪?パラリンピック、世界選手権大会、アジア大会の日本代表や日本新記録の樹立、それに匹敵する成績を収めた選手の指導育成に顕著な功績があった指導者です。
楠本監督は、本学の石川空選手(体育学部3年)も代表として出場した昨年9~10月のアジア大会で金メダルを獲得。また、ハンドボール部女子は11月の全日本インカレで10連覇を達成しました。浜上監督は、指導する宇津木美都選手(教育学部3年)が10月のアジアパラ競技大会の4種目で銀メダルを獲得しました。
授与式は、楠本監督が本学で開催中の女子日本代表合宿、浜上監督が海外出張のためともに参加できず、代わりに小林博隆ハンドボール部部長、川島康弘水上競技部部長が野田賢治理事長から記念の盾などを贈られました。
小林部長は「楠本監督が率いる女子日本代表が、現在、第5体育館で世界最終予選に向けた合宿を行っています。ぜひ、本学の現役学生や卒業生にエールを送ってほしい」、川島部長は「浜上監督が指導する宇津木選手は杭州アジアパラリンピックで代表チームの主将も務めて人間的にも成長しました。今年はパリパラリンピックのメダルを目指して4日から始動しているので、ぜひ、応援してほしい」と代理であいさつしました。
また、授賞式に先立って令和6年新年互礼会が開かれ、野田理事長、原田宗彦学長が以下の通り、新年のあいさつを述べました。
<野田賢治理事長あいさつ要旨>
元日から能登半島地震、羽田空港の事故が発生し、大きな衝撃を受けました。地震の被災地の1日も早い復興を願うばかりです。大阪の教育界は高等学校授業料の完全無償化、大阪公立大学の誕生など大きな動きが相次いでいますが、2030年、40年に向けてさらに大変な時代を迎えるでしょう。教職員はこれから、様々な大学と連携して単独ではできない分野にも手を広げていくなど、知恵を出し合って大学を盛り上げていってほしいと思います。
<原田宗彦学長あいさつ要旨>
能登半島地震の犠牲者に弔意を表します。本学の学生は、石川県の21名を含む被災地全体の59名のほとんどの無事が確認できました。今年度、年内沙巴体育平台が比較的好調で学生募集にめどが立ちましたが、大学経営は厳しさを増していきます。年末、学長セミナーに参加し、「大学の進路指導は、学生が一番伸びる大学を示すことが最大の役割」と強調されていたのが印象的でした。本学も「学生が伸びる大学」をコンセプトにしていますので、ニーズに合った教育、研究を整えていく必要があります。
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