大阪体育大学ハンドボール部女子は12月27日(水)、岩手県花巻市で行われた第75回日本選手権大会(女子)の準決勝で日本リーグのソニーセミコンダクタマニュファクチャリングブルーサクヤと対戦。延長の末、31―35(16―16、12―12、1-4、2-3)で敗れ、3大会ぶりとなる決勝進出は果たせませんでした。
試合は、手に汗を握る展開となりました。前半は16―16と互角。後半は23分、ここまでチーム最多得点を挙げていた藤井愛子主将(体育4年)が2点差を付ける7点目のゴールを決めた時に左ひざを痛め、担架で退場しました。藤井選手の穴を埋めようと攻守に奮闘していたエースの石川空選手(体育3年)が、その後、ディフェンスで反則をとられて2分間の退場。ソニーに27―28とリードを許し、試合終了1分前で石川選手が復帰しました。残り20秒から相手がゴール前でパスを回す敗色濃厚の状況の中、残り約7秒、石川選手がパスをカット。そのまま一人で持ち込み、試合終了とほぼ同時にゴール。審判団が試合時間内のプレーかどうか協議の末に得点を認める劇的な展開で28―28と追いついて、延長に持ち込みました。
延長では、前半開始早々3連続得点を許して、31―35で敗れましたが、力のこもった好試合となりました。
<藤井愛子主将の話>
勝ちたかった。自分自身がシュートの着地でひざを痛め、コートから離れたことで流れが悪くなってしまいました。(4年生にとってラストゲームとなり)、主将としてチームに迷惑かけることもあったが、自分に付いてきてくれた同級生や後輩、自分たちに1年間関わってくれた皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。後輩には、新チームとしての色をみんなで出してほしい。
<石川空選手の話>
シンプルに勝ちたかったが、実業団を相手に通用した部分もあります。この悔しさを次につなげて、この場に戻ってリベンジしたい。来季に向けた目標は、インカレは連覇を続けること。日本選手権は個のレベルを上げて実業団にも通用するようにチームにすることです。
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