大学院では、翌年の1月24日(月)まで毎週月曜日4時限目に15回に渡って博士前期課程の学生を対象としたスポーツ科学セミナーを開催しています。
第12回目は、日本スポーツ振興センター スポーツメディカルセンターの實宝希祥先生を迎え「メディカルセンター心理グループの活動:コロナ禍から東京オリンピック2020」のタイトルで講義を行いました。受講生に加え、大学院生?修了生が対面やオンラインでも多数ご参加いただきました。
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冒頭、本学スポーツ心理学専門の土屋裕睦教授より、實宝先生が本学大学院出身で、サポート業務の傍ら、2017年に本学にて博士(スポーツ科学)の学位を取得された新進気鋭の研究者?実践者であることの紹介がありました。続いて實宝先生より、所属されている心理グループの活動や東京オリンピックに出場した代表選手のメンタルサポートについて紹介がありました。
サポートするうえで、「選手が持っている競技の言語を覚える。選手が語るときに、言葉の端々でいちいち説明しないように心掛けている」また、競技に関しては、「素人のままで選手に接するようにしている。専門的な情報については、選手から直接、聞いてやり取りすることを大事にしている」と、おっしゃっていました。
オリンピックが終わったあとに選手と一緒にサポート過程を振り返りながら、結果は、ついてこなかったが本人から「やれるだけのことはやった。世界で戦える可能性を感じた」と、言ってもらい「サポートして嬉しかった」と、締めくくられました。
来週(12月20日)は、東北福祉大学 助教の中川裕美先生による「集団力学の視点からみるスポーツファンの熱狂」です。今年最後の授業になります。興味のある方は大学院事務室までお問合せください。
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