本学の原田宗彦学長らが5月18日(火)、今年4月に兵庫県豊岡市で開学した芸術文化観光専門職大学を訪れ、平田オリザ学長と懇談しました。
<記事は下に続きます>
芸術文化観光専門職大学は兵庫県立の公立大学で、芸術文化?観光学部芸術文化?観光学科の1学部1学科制です。
芸術文化と観光分野の双方の視点を生かし、地域の活力を創出する専門職業人を養成すること、地域に根ざした教育研究活動の推進と、地域及び国際社会への貢献をすることなどが特徴です。
最大220人収容の劇場、本格的なスタジオなど充実した施設を備え、独自の演劇的手法を用いた「対話的コミュニケーション能力」の修得や徹底した少人数教育などを打ち出しています。
一方、大阪体育大学はスポーツ庁委託事業の「大学のスポーツ資源を活用した地域活性化拠点形成事業」など、スポーツを通じた地域貢献に積極的に取り組んでいます。また、スポーツと観光?旅行を組み合わせたスポーツツーリズムは成長分野としてスポーツ庁でも力を入れています。
芸術文化とスポーツのそれぞれの分野を通じた観光や地域貢献について意見交換をするため、両新学長が懇談することになりました。
懇談では、原田学長が「大阪体育大学が改革を進める中で、スポーツと観光についても新たな展開ができるようなカリキュラムも考えていきたい。芸術文化観光専門職大学の先進的な取り組みについて是非、お話をお伺いしたい」とあいさつ。平田学長が「本学は、北海道から沖縄まで全国から学生が集まっており、これまでにないユニークな大学だと思う。いっしょにできることがあれば、是非協力したい」と応じられました。
本学体育学部の冨山浩三教授(スポーツマネジメント)からは本学の特徴として、伝統的に力を入れてきたレクリエーション、野外実習などについて説明がありました。
平田学長からは、大学に近い神鍋高原では発達障害を持った子どもの野外活動についてプログラム開発が進んでいて、予防医学とアートとスポーツツーリズムをつなげた連携の可能性などについてお話があり、スポーツ合宿のメッカでもある神鍋高原で大阪体育大学のクラブが合宿し、芸術文化観光専門職大学の学生と交流を広げることなど、様々な意見が交わされました。
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