全国高等学校女子硬式野球選手権大会の決勝が今年8月22日、史上初めて阪神甲子園球場で開催されることが発表されました。
大阪体育大学硬式野球部女子は高校の女子野球部出身の選手が多数在籍し、横井光治(みつはる)監督は全日本女子野球連盟理事、侍ジャパン野球女子日本代表団長、関西女子硬式野球連盟理事長などを務めています。
今回の決定が、女子野球全体のいっそうの知名度向上や普及のきっかけになり、より多くの女性が野球に関心を持つようになることを期待します。
本学の硬式野球部女子関係者に感想を聞きました。
横井光治監督(全日本女子野球連盟理事)のコメント
率直にうれしいです。甲子園という男子高校野球の歴史をつくってきた球場で女子の決勝戦が行われることは、とても素晴らしいことだと思います。
野球は男子であっても女子であってもその競技の魅力の感じ方に違いはありません。
その魅力にひかれた女子たちが活躍する場を提供してくれる社会になってきたことが大きな前進だと思います。
男子高校野球のこれから100年先の歴史とともに、女子高校野球のこれから100年の新たな歴史を築いていければ、子どもたちの夢が膨らむと思います。それを考えるととても楽しみです」
戸室知奈美(とむろ?ちなみ)主将(体育学部4年、京都両洋高校卒)のコメント
「女子も甲子園で試合をすることができ、メディアで紹介されることで、野球に興味を持つ女子が増えるのではないかと期待します。今年、「阪神タイガースWomen」ができて、4月10日の初試合で私たちが対戦しましたが、試合の内容はメディアなどで広く紹介されました。私は小学校4年から小中学校の部活で男子といっしょに野球をし、中学は週末だけ女子野球チームでプレーしました。卒業後も女子野球を続けたいと考えていますが、タイガースのようにプロ12球団に女子チームができ、女子野球の注目度も野球人口も増えることが願いです」
弓埜里桜(ゆみの?りお)副主将(体育学部3年、大体大浪商高校卒)のコメント
「ものすごくうれしいです。女子野球の選手は大観衆の前で試合をしたことがなく、私自身、甲子園球場は憧れでした。女子野球はヒットを打てば男子以上に盛り上がり、明るさが魅力です。今日の決定が女子野球の人気や人口が増していくきっかけになればいいと思います」
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