大学院のスポーツ科学セミナー第11回は、神戸女学院大学講師の安田友紀先生を迎え、「障がい児と踊る:ダンスセラピーの可能性」というテーマで講義していただきました。
<記事は下に続きます>
ダンスセラピーとは、身体の動きを通じた精神的治療です。そのダンスは、型にはまらずその人がこう動きたいと思う動き、すなわち身体表現ととらえ、参加者がずっと立ったり座ったりする動きも表現でありダンスだと位置付けられています。
講義では、ダンスのもつ本質的セラピューティックな機能として「リズム」「他者とのふれあい」「イメージ」の3つが挙げられ、実際に「リズム」のひとつである「プリファード?ペース」を体験しました。
受講者は目をつぶり、今の自分の気持ちで快適だと思うペースで手拍子を10回たたく実験を行い、周囲のそれぞれ違うペースの手拍子に惑わされることなく、自分の気持ちを維持できているかどうかを確認するなど、グループワークを取り入れた講義でした。
最後に、安田先生は「ダンスセラピーは、ひとりひとりの快適な動きや速度を知ることが大切である」と話し、講義を締めくくりました。
スポーツ科学セミナーは、毎週月曜開催。来週(12/14)は、本大学院の修了生で大阪青山大学講師の藤井嵩子先生による「研究とは???」です。興味のある方は、大学院事務室までお問い合わせください。
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