日本アダプテッド体育?スポーツ学会の第24回大会が7、8日に本学で開かれ、全国から研究者や指導者約100人が参加しました。
アダプテッド=「適合した」。アダプテッド?スポーツは障がいがある人もない人も高齢者や子どもも参加できるよう、それぞれの身体などの条件に競技のやり方やルールを「適合」させてすべての人が同じスポーツを楽しもうという考え方です。
日本アダプテッド体育?スポーツ学会(JASAPE、ジャサペ)は1997年から年1回、国内各地で学会を開いていますが、本学での開催は初めてです。学会の会長は本学の植木章三教育学部長、第24回大会の実行委員長は本学教育学部の竹内亮教授で、本学は全国ではまだ珍しいアダプテッド?スポーツの研究や実践的活動が行われる拠点として、広く情報発信しています。
今年の学会のテーマは、「東京2020を好機としたアダプテッド体育?スポーツの真の普及推進をめざして」。7日は総会、懇親会と口頭発表など、8日は基調講演、シンポジウムなどがあり、基調講演では公益財団法人?日本障がい者スポーツ協会の三上真二氏が「パラリンピック選手育成のこれまでの取り組みと東京2020以降の展望」と題して講演しました。
続いて、「地域に根付くアダプテッド?スポーツを広めよう」をテーマにしたシンポジウムが、植木学部長がコーディネーターを務めて開かれました。広島県インクルーシブフットボール連盟の坂光徹彦会長が「サッカーが、みんなとつながる架け橋になる」、日本卓球バレー連盟の堀川裕二副会長は「究極のユニバーサルスポーツ『卓球バレー』を世界へ!」、特定非営利活動法人「モンキーマジック」の小林幸一郎代表理事は「見えない壁は越えられる! 地域に広がる交流型クライミングイベント」と題してそれぞれ報告。活発な討議が繰り広げられました。
このほか、一般演題?口頭発表として様々な発表と質疑応答があり、学生ホールでは研究内容を発表するポスターが掲示され、参加者が見入っていました。
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