4月2日、スターゲートホテル関西エアポート国際会議場で、平成28年度大阪体育大学大学院および大阪体育大学入学式が行われました。
最初に大学院29名、体育学部524名(編入生7名含む)、そして教育学部137名一人ひとりの名前が読み上げられ、岩上学長から入学が許可されました。
続いて岩上安孝学長の式辞です。「本年は、ブラジル?リオデジャネイロでのオリンピック?パラリンピックの年、そして2020年東京開催を控え、国民生活に潤いをもたらし、活力に満ちた社会づくりを進めていく上で、スポーツが担う役割 への期待は、ますます高まってきており、体育?スポーツ領域の専門性を備えた人材の育成が、更に求められてきております。本日から院生として、大学生として、新たな環境の中での生活が始まります。
皆さんそれぞれが思い描いている将来の夢を育て、叶え、社会的自立を目指していく、これからの大学生活、人生のかけがえのない大切な時間を過ごすことになります。毎日の生活の中に、落ち着いて、じっくりと考える時間を持つ、集中して取り組む時間を持つよう心掛けてみて下さい。将来、皆さんが仕事に就くようになりますと、報酬を得る代わりに時間は縛られてまいります。学生時代は、限られた仕送りでの生活となりますが、時間は贅沢なくらい自由に使うことができます。本学は、体育?スポーツ、教育を多面的な切り口から学んでいく場であります。更に、学生スポーツの頂点を目指して、とことん取り組んでいく場でもあります。生易しいことではありませんが、学業、クラブ活動を含めたこれからの大学生活、自ら考え判断できる力を養い、夢を叶えていく下地をしっかりと築き上げていかねばなりません。その為にも、先ずは皆さん一人一人が、自分の時間を大切にし、一日一日を前向きに取り組んでいく生活スタイルの確立に努め、悔いの無い大学生活はもとより、将来の自立に向けた第一歩を踏み出していって下さい」とエールを送りました。
学校法人浪商学園野田賢治理事長からは「大阪体育大学は昨年創立50周年を迎えました。開学に当たり東京オリンピック強化本部長を務め、後に日本人初のオリンピック平和賞を受賞された大島鎌吉先生を副学長として、東京オリンピックの国際スポーツ科学会議委員で後に日本体育学会会長に就任された加藤橘夫先生を学部長としてお迎えしました。当時、スポーツの最先端におられた二人の思いが、大阪体育大学の教育の源です。50年の時を経た今も、色あせることなく、脈々と受け継がれています。皆さんもその伝統を引き継ぎ、大体大生としての自覚をもって、日々研さんを積んでいただきたいと思います。そして、体育?スポーツのフロンティアをめざして欲しいと思います」と挨拶がありました。
熊取町長 藤原敏司様のご代読で副町長 中尾清彦様から、「地元に大変根付いた大学で、地域交流も多く大変ありがたく思っています。皆さんも在学中に積極的に交流を持っていただき、熊取町の良さを感じていただきたいと思います。大学生活が充実したものとなるよう、健康に留意し、豊かな人間力を身につけて大きく羽ばたいてください」と、祝辞をいただきました。
宣誓は大学院総代 山本葵さん、体育学部総代 佃航佑さん、そして教育学部総代 楠井克弥さん。体育学部代表の佃さんは「新たな仲間たちと切磋琢磨し、互いに意識を高め合い、勇気や感動、そして元気を与える人材になれるよう、実りある学生生活を送ります」と力強く宣言しました。最後に学歌が披露され、入学式は幕を閉じました。
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