私は運動が嫌いな子どもだったのですが、小学5年生のときの担任の先生が運動を好きになるきっかけをくれました。跳び箱の授業の際にお手本で跳んで失敗してしまい、はずかしかったのですが、先生が「挑戦したことに意義がある!」と褒めてくれ、みんなからも拍手をもらい「学校の先生ってすごい! はじめて失敗を褒めてもらえた!」と感じ、将来は自分も教員になりたいと思うようになりました。
進学の際、大阪体育大学が教育学部を新設するタイミングで、1期生として入学。小学校教育コースを選択し、将来、小学校教員になるなら支援が必要な子どももいると考えて特別支援教育コースも同時に選択しました。今、私のクラスには支援が必要な子どももいて、大学で特別支援教育の基礎を学び、免許を取得したことが活かされています。在学中は同好会だった幼小体育研究部で、幼い子どもたちに運動の指導と楽しさを教えたことも今につながっています。この仕事をしていて、子どもに寄り添うことを大事にしていますが、同時にきちんと叱ることも大切にしています。時代が変われば子どもも変わります。子どもたちの個性と向き合いながら、一人ひとりにあった指導ができるように努めています。
(2025年3月 取材)
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