インタビューInterview
大学院 スポーツ科学研究科 博士前期課程
森川 澪さん
スポーツ心理学の観点から、
アスリートの心理的コンディショニングにおけるリカバリー尺度の開発を研究。
将来の目標としている高校教員?指導者になった際に活かせる研究として「スポーツ心理学」に注目。年齢も環境も多様な生徒たちに対して、身体面のみならず心理面からもサポートできるようになれば、心身ともに寄り添った教育や指導が可能になると考えました。具体的には、「アスリートの試合に向けた心理的コンディショニングにおけるリカバリー尺度の開発」に挑んでいます。アスリートが常に良いパフォーマンスを維持し続けるには日々のリカバリーが不可欠と言われ、身体的、生理的な面の研究は進められてきました。しかしその一方で、心理面に着目した研究は、あまり行われていません。私がこの研究に取り組むことで、慢性的な疲労や精神的な不健康問題の深刻化が目立つ若い世代に積極的なリカバリーを促し、その解決に貢献したいと考えています。平坦な道のりではないと覚悟していますが、将来、これからの時代を担う子どもたちへよりよい教育と支援を届けられるように、研究に励みます。
(2020年取材)